「癒合歯」ってどんな歯のこと?

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「癒合歯」ってどんな歯のこと?

子供の歯が「癒合歯(ゆごうし)」と歯医者さんで診断されることがあります。

 

 

この「癒合歯」とはどのような状態のことでしょうか。

 

 

■癒合歯の3つのタイプ
癒合歯とは、2本以上の歯がくっついている1本の歯のようになっていることです。
歯が作られる時に何らかの問題が起き、異常が生じたのです。
比較的、下の乳歯(子供の歯)の前歯に見られることが多いようです。
次のような3つのタイプに分けられます。
・双生歯(そうせいし)−1本の乳歯のつぼみが2つに分裂したように見える歯
・癒着歯(ゆちゃくし)−2本の乳歯のつぼみが根っこの方で結合している歯
・癒合歯(ゆごうし)−2本の乳歯のつぼみが1つに結合している歯
形もいろいろとあり、ハート形やL字形やへの字形などです。
乳歯は全部そろうと、上下各10本合計で20本ありますので、数えてみると癒合歯があるかどうか分かるはずです。

 

 

■乳歯が癒合歯でも大人の歯もなるとは言えない
乳歯が癒合歯でも大人の歯(永久歯)まで癒合歯になるとは言えません。
永久歯もなる確率は低いのです。
4〜5歳の時期に歯医者さんでレントゲンを撮ると、癒合歯になっている乳歯の下の永久歯が正常な歯かどうかを確認することができるでしょう。
中には、癒合歯の根が残り、永久歯が生えるのに妨げとなる事もあり、その場合は、癒合歯を抜かなければなりません。
乳歯に癒合歯があるなら、生え変わる年齢になったら、歯医者さんで診てもらうようにしてください。

 

 

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